黒歴史現在完了進行中(仮)

自由帳みたいなもの

惰眠の隙間

モヤモヤとした気持ちを抱えながら、一日泥のように眠った。朝起きて、少しだけ仕事をして、昼寝のつもりで目を閉じたら、気がつけば夜になっていた。 徹夜が絡んだとはいえ、これだけの長時間眠るだけの体力があったのかということに驚く。 体力的なものに…

断片、収束、そして集散

久しぶりに気分が高ぶっている。なぜだろう。久しぶりに人と会って話したからだろうか。 体は眠りたいと言っているのに、頭は妙に冴えてうまく眠れない。見たくもないスマホの画面を開いては閉じるを繰り返す。こういう時は目を閉じて深呼吸をすれば、少しは…

伝えようとするのは生きていたいからなのかもしれない

窓の外は秋晴れの高い空だ。 連休を謳歌する人たちにとって、さぞかし素晴らしい日々になったことだろう。たとえほとんどの時間を部屋で過ごすのだとしても、高く透き通った空を見ているのは心地の良いものだ。ここ数日は貪るように眠りにしがみついていた。…

とある11月のこと

胃がキシキシと痛む。数年前に過労で声が出なくなった時も、こんな感じだったことを覚えている。目の奥がずんと重たい感覚。 追われていた作業が少しだけ落ち着いて、体の声を聞くことができるようになったのもあるのだろう。アドレナリンが出ていると、どう…

調子が悪い日の浮かび方

この一週間ほど、取材なども特になかったので、部屋にこもって原稿を書いていた。 先月、先々月とほとんど外出しているような状態で、若干人疲れしていたので、溜まった原稿を片付けるとともに、休むちょうどいい機会にもなる。そう思っていたものの、いざ篭…

記録することでしか平常を保てないのかもしれない

片付けと文章を書くことは似ている、と思う。「整理」という側面でもそうだが、「やらなければいけないこと」があるときに限って無性にしたくなるところが何より似ている。何事にも完璧を求めがちな作業中において、とっ散らかった状態というのはなにがしか…

よる、ねむる

夜、ひとりで眠ることができなくなったのはいつからだろう。 暗闇の中で微睡みを待つ。その闇の中にいくつものイメージが浮かんでは消える。どこからが夢でどこから妄想なのか。まぶたの裏に描かれる色彩は太陽の下なんかよりよっぽど鮮やかで、極彩色と呼ん…

けり

最近書き始めては途中でやめるみたいなことを散々繰り返してきたせいか、それが癖になってしまっているようで、何度書いても書き終わることがないのを繰り返している。べつにこんな雑文にはっきりとしたはじめと終わりがあるわけではないわけだし、適当な所…

セカイは啓示に満ちている

少し力を抜いてまっすぐにカッターを下ろす。断面はきれいな線となっていた。 昔から不器用と言われ、あらゆる手作業は苦手だと感じていた。こんなにきれいに切れたのは初めてのことだったかもしれない。 うれしさと共に、できないはずのことがあっさりうま…

夏のおもいで

夏の強い日差しの中、砂浜の至るところに傘が咲いている。 視界のほとんどを埋め尽くす肌色は海水浴などもう10年近くしていない人間を圧倒させるには十分だ。そもそも駅の構内程度で見かけるような薄着に目を向けるのにすら、抵抗があるのだ。身体の半分以上…

精神と時の部屋の中にいるかのような夏の終わりのある日

完全に思考停止。興味のあることもないこともごった煮にして、ぽいと捨ててどこかへ。幸いにして今の世の中、暇をつぶすことには事欠かない。こうして無為に時を過ごすことで、時の流れの早さは一層際立つ。哲学的ゾンビという言葉が一瞬頭をちらつくものの…

自己PRが苦手

さて7月である。1年も半分が終わった。最近如実にパーソナルな話題が増えているが、いい話が全く出てこない。基本的にはネガティブなことばかりである。元来そういう性格という可能性もあるが、酔っぱらうと自慢話が増えることを考えると、歪んだ自尊心を持…

久しぶりに一日何もできなかった。この体の重さは退職直前のときではないにせよ、働いていた時の休日を思い出すようだ。疲れるようなことは特に何もしてないつもりだが、体というのは正直なものだ。気づかないところで何かしらあったのだろうと思う。 どの人…

ブログ名変更しました

とりあえずふと思いついたので、ブログのタイトルを付けることにしました。若干不貞腐れた勢いで決めた感のある題名ですが、意外と堂にはまっている気もします。何ごとも勢いが大事だと聞きますし、思い立ったが吉日です。そういえば、某社の作文で自身の黒…

夏が来る

唐突に褒められると言葉を失う。確基本的に褒められることに興味がないのか、自分の価値は自分自身が一番よく知っているという驕りなのか。はたまた自身の理想に見合わない言葉をもらったことに対する苛立ちなのか。実のところ、こんな気取った言い回しをす…

下書きという名の残留思念

書きかけの文章が山のように放り捨てられている。ブログの記事もそうだし、小説もそうだ。ただ積み上げられた思念の山が僕の後ろにはそびえたっている。下書き欄には結論の直前で閉じられた文章ばかりだ。 あるとき、小説を書こうと思い立ったことがある。高…

記録と記憶

とりあえず一段落したので久しぶりにキーボードに向かうことにした。最も良い意味ではないのだが。まあある程度のストレスからは解消されたわけで、そういう意味では素直に物事が書けてよかろうとの判断である。注目されていると思うと、かしこまって書ける…

伝言ゲームによる情報の変質

東京オリンピックを開催しなくなる可能性があるらしい。都知事が変わるかもしれないらしい。なんだかいろいろ大変な世の中だ。昔からこんなにバタバタとしていたのだろうか。そういえば前の都知事もスキャンダルで辞めたのだっけ。ここ数年めっきりニュース…

文章力とはなんだろうか

この間久しぶりに作文とやらを書いた。作文とは読んで字のごとく、文章を作ることだから特に難しいことではないはずなのだが、言葉が出てこなくて驚いた。内容のない文章を書くのはいたって容易なことだが、筋道立てて物事を説明しようとすると急に難易度が…

健康と健全

人は不健康になった時に健康の重要性に気づくものだとはよく言う。風邪を引けば、ちゃんと体調管理をしようと多くの人が思うことだろう。しかし、またいつの日か同じことを繰り返す。継続すること、記憶し続けることはとてもつらいことだ。若いうちは健康で…

頭は使わないとどんどんとダメになるね

思い返せば、ここ数年勉強をしていない。そう書くといささか語弊があるけれど、いわゆる受験勉強なものからは遠ざかっている。大学が単科大学だったこともあり、一般知識に関しては大学受験以来全くと言っていいほど疎かだ。これは僕だけでなく、多くの大学…

GW開始のお知らせ

GWと書くと即座にゴールデンウィークが想起されるのは素直にすごいなと思う。それだけ世間に定着しているということか。GWで表すほかの略語を考えてみてもさっぱり思いつかない。あまりにみんなが知っているからわざわざそういう表記をしないというのもある…

久しぶりなので雑記

間が空いてしまうとどうも身構えてしまっていけない。なんとなく、久しぶりに友人に会う時の緊張感と似ているような感じがする。もう少し間が空いてしまえば、おのずと書きたくなるのだろうけれど、そこまで待っているのもなんとなく癪な話である。ここはな…

言葉を失う周期

世の中の半分くらいの人に経験があるかもしれないと思っているのだけれど、唐突に何も言葉が出なくなる瞬間というのがある。人と実際に喋っている時はもちろんだけれど、こうして文章を書こうとするときもそうだ。単純に体内のエネルギー量の問題と言えばそ…

説教という同調圧力

どこかの本で「働くのは周りの人にきちんとしていると思わせるため」的なことが書いてあったけれど、まさしくその通りだなと言うのを実感する。人と会えばやれ働け、やれ親のすねをかじるな、などと説教をされる。その論理のある種の正当性にはこちらも気づ…

四月一日という物語

個人的にあまり嘘は好きではないのだけれど、それは嘘を吐くのが下手なので、吐かれることばかりでうんざりしてしまうことが多いからだ。些細な嘘なんて誰でも持っているものだし、それに対していちいち咎めるつもりはないけれど、いかにも悪意的な嘘を吐か…

変わり目

気候的にはもう春の陽気で、気持ち的にはかなり華やいでいるものの、世の中には暦というものがあって、大体はそれに縛られて生きている。年と年度という二つの大きな区切りがあるのはいささか面倒だとは思うけれど、いちいちそんなことにケチをつけていても…

ブランク

英語において空白を意味するこの単語は、普段僕たちが使う時においては意味は同じでもマイナスの色が濃い単語へと変貌する。大抵能力が落ちたときに使われて、継続は力なりという言葉の強固さを示すものにすぎない。別にこの言葉に特に恨みがあるわけでもな…

リハビリノリハビリ

先日ようようやっとパソコンが修理から戻ってきて、めでたく更新を再開することにした。ちょうど更新が滞っていた時期にそういうことになったので、完全に飽きたみたいになってしまったのがいささか心外な気もするが、そういう側面も実際にあるのだろうなな…

ダイナマイトとソーシャルゲーム

戦争の話とかで、技術の進歩によって、人を殺す実感がなくなったという話があったけれど、実は同じようなことが起きている気がしていて、SNSなんかもそれと同じような形になっているんじゃないかなんて思う。この間炎上の話を書いたけれど、それ以降も定期的…