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黒歴史現在完了進行中(仮)

やることなすこと黒歴史

泡沫の夢

Diary/文体A

酔っている。
これはまずいなあ、など思いながら、
ディスプレイに向かう。
こんなはずではなかった。
ちょっとだけとお酒を傾けたのがよくなかった。
気づけば、こんな時間である。
酔えば、イマジネーションは確かに膨らむけれど、ふわふわとしすぎている。
いいことばかりであれば、常時酔っているだろう。
願うことなら、そうあれれば良いのだけれど。



お酒を呑むと、いろいろな人がいる。
笑い出したり、ネガティヴになったり、まあ様々だ。
僕はどちらかというと楽しくなってしまう方で、いつもゲラゲラと笑っている。
どんな話を聞いても楽しくて仕方ないのだ。
正常な判断力を失ってしまうせいか、多くの人が普段見せないような姿を見せる。
ひた隠しにしていた欲望に本当に忠実になるかのように。

僕はそういう部分を垣間見るのがとても好きだ。
多くの人が組織で生きている中で、いろんな部分を隠しているように思えるからだ。
表ではそつなく振舞っている人が実はものすごい熱量を持っている。
そうしたズレにひどく面白さを感じてしまうのだ。

人の情熱というのはとても面白い。
多くの人が何か執着するものを持っているように思う。
それが権力であれ、名声であれ、誰かの愛であれ。
それが、酔った瞬間に垣間見えるのだ。
自分が想定していた人間像とズレてくるわけである。
当然、人は場所によって立ち振る舞いを変える。
人に関わらずあらゆる物事は多面的なのだ。
自分が本来見ることが叶わなかった部分がそこにはあるわけである。
それが仮にいいことだろうが、悪いことだろうが、素晴らしいことじゃないだろうか。

自分の普段見ている世界がいかにあやふやで、根拠のないものかがわかる。
そう。酔っ払っているときは自己の境界さえもぼやけてくるのだ。
そんなときに他者と触れ合うことで境界を改めて取り戻す。
そしてまた新しい境界と対峙していくのである。
あやふやであることがより強固にさせる。
そんな面白さを感じさせてくれるのもまた酒の力なのだと思ったりする。