黒歴史現在完了進行中(仮)

やることなすこと黒歴史

炎上にかかわるいくつかの考察

今月はとてもスマップやベッキーなどいわゆる炎上騒ぎの盛り上がりが多かった。
基本的にはそういうのにはあまり触れないようにしているのだけれど、
あまりに続くから色々と思うところもある。この際、触れておこうと思う。


個人的に週刊誌は嫌いでない。
当然人間には汚いところが多くあるわけで、その中のどういうことが人の興味に触れ、それがどういう反応を引き起こすのか、ということをまざまざと示すからだ。

人は面白いもので悪いことをしている人に対してであれば、
何をしてもよいと感じている節があり、平気で煽ったり、詰ったりしてしまう。
それに加えて嫉妬心や私怨が加わってくると炎上と呼ばれる騒ぎとなる。
ここまで来ると、多くの人が騒いでいるからと野次馬がどっと来て、かき回していく。かつて2chではこういうことを祭りと呼んでいたけれど、言い得て妙である。多くの人が欲望のままに我を忘れて狂乱するのだ。


こうした欲望の中にはいくつかの種類がある。

Aは他者をこき下ろすことでストレス解消をするもの。
日ごろのちょっとした鬱憤も含めて、隙に乗じて吐き出してしまおうというものである。Aが一番直情的でわかりやすく、かつネット上では面倒なものだ。

Bは共犯意識を持つことで、仲間を作りたいというもの。
よく知らない人と仲良くなるためには共通の知り合いのちょっとした陰口を言い合うという話があるが、それとよく似ている。
Bの人たちはあくまで共通の話題という程度の認識なので、ネット上で暴れまわることはあまりなく、なんかすごかったよね~などという雑談で昇華して終わりだ。

Cはこれを機に目立とうとするもの。
言ってみれば始業式での自己紹介のときに、面白いことをしようとする人に似ている。うまくいけば人気者、大外しすれば二次災害の炎上が発生する。基本的には特に言及されずに消えていくものが多い。このブログはおそらくこれにあたる。

基本的にはこの3つがあるわけだが、
それぞれは独立ではなく、複雑に絡み合っている。
騒ぎに乗じて何かする人の中で、
これらのうち一つの要素しか持っている人はあまりいないのである。


そして最後にもうひとつある。
これら三つが提供したコンテンツを編集し、マネタイズしようと考えるDだ。

テレビの報道番組や、ある種のキュレーションサイトに多くみられるものだ。
Dのような行為は一般的に嫌われるものなのだが、共犯意識をうまく利用することで、難を逃れるわけである。

炎上マーケティングと呼ばれるものはCが指される場合が多いが、実はDも含まれていることにあまり気づかれない。
この二つはある種の共存関係と考えることができ、人気者になりたいCとそれを利用して稼ぎたいDというようにお互いがそれぞれのメリットを満たすことになる。

こうした様々な欲望が乱れ飛ぶがゆえに、口ではあまり言わないけれど、
誰かの炎上が起こることを期待している。
そして火が上がれば、より大きく大きくなるように周りをはやし立てるのだ。


ネットで発信する以上、多くの人に見てもらいたいというのは当たり前のことだ。しかし、有名になればなるほど、袋叩きにされるリスクは高くなる。
この中のほとんどの人は自分にそうなるとは微塵も考えていない。

そうしたある種の無責任さはどこかで自分の首を絞めるのだということは
今回の騒動でぜひとも気づいていただきたいものであるところ。

人の恨みを買うようなことなんて、そうそうするものではないよ。本当に。