黒歴史現在完了進行中(仮)

自由帳みたいなもの

緊張と弛緩、そして脱力

人によって違うのだろうけれど、僕は大体文章を書くときは1000文字前後になる。特に意識しているわけではなくて、大体まとまりができてきたり、疲れたな、と思い始めるときがそのくらいである。


以前社内のwebマーケティングの人に聞いた話によると、大体ブログに適した文字数というのは500~800字程度とのことらしい。理由はあまり覚えていないけれど、さらっと読み流すのにちょうどよいのだと思う。

昔は文章を書くときは文字数を増やそうと躍起になっていた。ご飯もそうなのだけど、味より量という方向性だ。最近はご飯を食べる量も減ってきたのだけど、文字数もあまり多いものは読むのも書くのも好まなくなった。ある意味、読み書き自体が目的になっていたのが、最近は割と書きたいことがあって書いていることが多いからだと思う。不安感が薄まって、適度に打ち切れるようになってきた。

お酒を飲むときに、量が増えてしまうのは、どうやらそのあたりが関係しているようだ。味わうのではなく、飲むことや酔うことが目的になっている。
手段が目的化してしまうのはよくある話だが、たいてい、そういうときは適量を弁えられない。ある種の依存はそのようにして起こる。

しかしその一方で、量を増やすことでしか適量を弁えられないのも事実だ。
疲れ切ったときに一番型が良くなると言ったのは長嶋だった気がするけど、ようするにその行為に無意識になった時に、ようやくスタートラインに立つ。
ドライブが楽しくなってくるのは、操作を無意識にできるようになってからでしょう?そういう型って、教わってどうにかなるものでもない。

ブログをなんでもいいから続けようと考えたのはそのためだ。型が出来れば、枠組みは気にならなくなる。そうなれば、コンテンツは自ずと純化してくるものだ。

ブログは毎日同じような行為を続けるだけの単純なものだ。だけど軌道が似ているだけで、同じものになることはないし、ちょっとしたブレで、軌道は大きく変わっていく。
まさにバタフライ効果だ。
そのダイナミズムが楽しいから気長に続けている。何事も飽きてからが本番なんだよね。