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黒歴史現在完了進行中(仮)

やることなすこと黒歴史

へん [1] 【変】*1

( 形動 ) [文] ナリ

普通でないさま。怪しいさま。異常。奇妙。 「 -な人」 「彼は近頃どうも-だ」 「気が-になる」

思いがけないさま。 「話は-な方向に発展していった」 → 変に

「変な」っていう形容詞を最近よく耳にするわけだけど、大抵上にあるようなネガティブなニュアンスというよりは褒め言葉として扱われていることが多い。英語で言うなら、「ユニーク」とかまあそういう感じ。
触れたくないものっていうよりは傍から見ていると楽しい、くらいの肌感覚である。

変わっている、と見られることはある種のステータスだ。自分は他の人と違う特別なものだと考えることは成長の過程で誰もが通ってきた道である。そうした過程の中で、周りと自分の同じところ、違うところを把握してすり合わせていく。その一方でふと顔を上げると、突飛な行動をして、話題になっている人が目に入るわけだ。学校なんかじゃ必ず一人そういう人はいる。そういう人たちというのはたいてい良くも悪くも人気者で、周りに常に誰かいるわけだ。
それを見て、ふと思うわけである。変なことをしているからあんなに人に好かれるのか、と。
しかし、それは傍からみたものでしかない。先生たちは規律を守らなければいけないから、手をかけなければいけないし、周りはというと、いつもうるさい教師たちをてんてこ舞いにしているのを見ているのが楽しいだけでその人自身にはあんまり興味がなかったりする。そういうことに本人も気づいて、だんだんと大人しくなる。普通の人になるわけだ。だけれど、端から見ている人たちはそれをあまり知らない。
だから憧れは心の中に燻っていて、それが自由を得た瞬間に爆発し、変な人になろうとするのだ。常識的な変な人の誕生である。しかも量産型。全然変じゃない。だから一見して変な人は偽物だ。本物ならそこそこに隠すだろう。ただ、本物の方がいいというわけではないのが、難しいところ。偽物はみんなが好きな変な人をわかっているのである。女子の「私天然だよ〜」と同じ理論だ。若干被っている方が好ましい。
本物は面倒ごとばかり持ってくるわけで、ともすれば何事も足らないくらいでちょうどいいのかもしれないという結論に至る。