黒歴史現在完了進行中(仮)

自由帳みたいなもの

ちょこれいと

ハッピーバレンタインという言葉をよく聞くようになった気がする。一昔前まではなかった気がするけれど、あんまり気にしていなかっただけのようにも思う。何が幸せなのかはあんまりよくわからないけれど、乗っかれるものには乗っておくべきである。ここは喜んで参加しようではないか。カーニバルの思想である。小さい時は特に意識していなかったが、どうやら世間では一大イベントのようである。僕は男子校だったので、特に甘酸っぱいイベントもなく、コンビニがああやすくなっているなあ、と思うばかりだ。実のところ、チョコレイトは喉が乾くし、若干くどいのもあって小さい時はあまり好きではなかった。このタイミングで言うのも、いささか卑怯ではある気がするけれど、実のところ、チョコレイトを好んで食べる男性は少ない印象である。知り合いには板チョコを箱で買って、1日1枚食べるというのもいたが、まあ例外だろう。甘いものが好きと言っても、果物系の方が好きな人の方がよっぽど多い。それでもなお女性からの贈り物というのは心躍ってしまうもので、それだけで喜んでしまうから、これがもし菓子業界の狙いであったとするなら、本当にその戦略眼には唸らざるを得ない。クリスマスも同様に鉄道会社の広告だったことを最近ようやく知ったのだが、本当に人間というのは色恋沙汰に弱いものだ。とはいえ、それが何かのきっかけを提供できているわけだし、踊らされていると愚痴を吐くくらいなら、むしろ喜んで踊りに行く方が吉兆だろう。流れるプールに逆らうのはそれなりに楽しくもあるが、楽なのはその勢いを利用することなのだと、世の女性は知っているのかもしれない。