黒歴史現在完了進行中(仮)

自由帳みたいなもの

2016-01-01から1年間の記事一覧

セカイは啓示に満ちている

少し力を抜いてまっすぐにカッターを下ろす。断面はきれいな線となっていた。 昔から不器用と言われ、あらゆる手作業は苦手だと感じていた。こんなにきれいに切れたのは初めてのことだったかもしれない。 うれしさと共に、できないはずのことがあっさりうま…

夏のおもいで

夏の強い日差しの中、砂浜の至るところに傘が咲いている。 視界のほとんどを埋め尽くす肌色は海水浴などもう10年近くしていない人間を圧倒させるには十分だ。そもそも駅の構内程度で見かけるような薄着に目を向けるのにすら、抵抗があるのだ。身体の半分以上…

精神と時の部屋の中にいるかのような夏の終わりのある日

完全に思考停止。興味のあることもないこともごった煮にして、ぽいと捨ててどこかへ。幸いにして今の世の中、暇をつぶすことには事欠かない。こうして無為に時を過ごすことで、時の流れの早さは一層際立つ。哲学的ゾンビという言葉が一瞬頭をちらつくものの…

自己PRが苦手

さて7月である。1年も半分が終わった。最近如実にパーソナルな話題が増えているが、いい話が全く出てこない。基本的にはネガティブなことばかりである。元来そういう性格という可能性もあるが、酔っぱらうと自慢話が増えることを考えると、歪んだ自尊心を持…

久しぶりに一日何もできなかった。この体の重さは退職直前のときではないにせよ、働いていた時の休日を思い出すようだ。疲れるようなことは特に何もしてないつもりだが、体というのは正直なものだ。気づかないところで何かしらあったのだろうと思う。 どの人…

ブログ名変更しました

とりあえずふと思いついたので、ブログのタイトルを付けることにしました。若干不貞腐れた勢いで決めた感のある題名ですが、意外と堂にはまっている気もします。何ごとも勢いが大事だと聞きますし、思い立ったが吉日です。そういえば、某社の作文で自身の黒…

夏が来る

唐突に褒められると言葉を失う。確基本的に褒められることに興味がないのか、自分の価値は自分自身が一番よく知っているという驕りなのか。はたまた自身の理想に見合わない言葉をもらったことに対する苛立ちなのか。実のところ、こんな気取った言い回しをす…

下書きという名の残留思念

書きかけの文章が山のように放り捨てられている。ブログの記事もそうだし、小説もそうだ。ただ積み上げられた思念の山が僕の後ろにはそびえたっている。下書き欄には結論の直前で閉じられた文章ばかりだ。 あるとき、小説を書こうと思い立ったことがある。高…

記録と記憶

とりあえず一段落したので久しぶりにキーボードに向かうことにした。最も良い意味ではないのだが。まあある程度のストレスからは解消されたわけで、そういう意味では素直に物事が書けてよかろうとの判断である。注目されていると思うと、かしこまって書ける…

伝言ゲームによる情報の変質

東京オリンピックを開催しなくなる可能性があるらしい。都知事が変わるかもしれないらしい。なんだかいろいろ大変な世の中だ。昔からこんなにバタバタとしていたのだろうか。そういえば前の都知事もスキャンダルで辞めたのだっけ。ここ数年めっきりニュース…

文章力とはなんだろうか

この間久しぶりに作文とやらを書いた。作文とは読んで字のごとく、文章を作ることだから特に難しいことではないはずなのだが、言葉が出てこなくて驚いた。内容のない文章を書くのはいたって容易なことだが、筋道立てて物事を説明しようとすると急に難易度が…

健康と健全

人は不健康になった時に健康の重要性に気づくものだとはよく言う。風邪を引けば、ちゃんと体調管理をしようと多くの人が思うことだろう。しかし、またいつの日か同じことを繰り返す。継続すること、記憶し続けることはとてもつらいことだ。若いうちは健康で…

頭は使わないとどんどんとダメになるね

思い返せば、ここ数年勉強をしていない。そう書くといささか語弊があるけれど、いわゆる受験勉強なものからは遠ざかっている。大学が単科大学だったこともあり、一般知識に関しては大学受験以来全くと言っていいほど疎かだ。これは僕だけでなく、多くの大学…

GW開始のお知らせ

GWと書くと即座にゴールデンウィークが想起されるのは素直にすごいなと思う。それだけ世間に定着しているということか。GWで表すほかの略語を考えてみてもさっぱり思いつかない。あまりにみんなが知っているからわざわざそういう表記をしないというのもある…

久しぶりなので雑記

間が空いてしまうとどうも身構えてしまっていけない。なんとなく、久しぶりに友人に会う時の緊張感と似ているような感じがする。もう少し間が空いてしまえば、おのずと書きたくなるのだろうけれど、そこまで待っているのもなんとなく癪な話である。ここはな…

言葉を失う周期

世の中の半分くらいの人に経験があるかもしれないと思っているのだけれど、唐突に何も言葉が出なくなる瞬間というのがある。人と実際に喋っている時はもちろんだけれど、こうして文章を書こうとするときもそうだ。単純に体内のエネルギー量の問題と言えばそ…

説教という同調圧力

どこかの本で「働くのは周りの人にきちんとしていると思わせるため」的なことが書いてあったけれど、まさしくその通りだなと言うのを実感する。人と会えばやれ働け、やれ親のすねをかじるな、などと説教をされる。その論理のある種の正当性にはこちらも気づ…

四月一日という物語

個人的にあまり嘘は好きではないのだけれど、それは嘘を吐くのが下手なので、吐かれることばかりでうんざりしてしまうことが多いからだ。些細な嘘なんて誰でも持っているものだし、それに対していちいち咎めるつもりはないけれど、いかにも悪意的な嘘を吐か…

変わり目

気候的にはもう春の陽気で、気持ち的にはかなり華やいでいるものの、世の中には暦というものがあって、大体はそれに縛られて生きている。年と年度という二つの大きな区切りがあるのはいささか面倒だとは思うけれど、いちいちそんなことにケチをつけていても…

ブランク

英語において空白を意味するこの単語は、普段僕たちが使う時においては意味は同じでもマイナスの色が濃い単語へと変貌する。大抵能力が落ちたときに使われて、継続は力なりという言葉の強固さを示すものにすぎない。別にこの言葉に特に恨みがあるわけでもな…

リハビリノリハビリ

先日ようようやっとパソコンが修理から戻ってきて、めでたく更新を再開することにした。ちょうど更新が滞っていた時期にそういうことになったので、完全に飽きたみたいになってしまったのがいささか心外な気もするが、そういう側面も実際にあるのだろうなな…

ダイナマイトとソーシャルゲーム

戦争の話とかで、技術の進歩によって、人を殺す実感がなくなったという話があったけれど、実は同じようなことが起きている気がしていて、SNSなんかもそれと同じような形になっているんじゃないかなんて思う。この間炎上の話を書いたけれど、それ以降も定期的…

パソコンがなくなるとなにも出来ないぼく

先日、私物のパソコンが盛大に壊れた。画面が真っ白になって、ピーピーなるばかり。すぐ治るものだと思っていたら、修理には一週間ほどかかるらしい。合掌。仕方が無いから、こちらも修理を終えたばかりのアイフォーンを一日中ピコピコとやっている。画面が…

「失敗」しなくなることで落胆はなくなるのではないか

はじめに 僕は昔から割と落ち込みやすい方で、ちょっとしたことですぐにへこむ。 幸いなことにひどい失恋などはしたことはないが、挫折は多い人間である。個人的に、落ち込むことは感受性の表れだから悪いことではないと思うけれど、それがあんまりにも長引…

甘いものを食べながら飲むビールは最高

晩酌のために買うおつまみは基本的にしょっぱいもの、というか基本的におせんべいなのだけれど、ちょっとしたアクセントとして甘いものをつまみに発泡酒を飲んだらこれがまたおいしくて驚いた。しかし夜中に飲む酒と甘いものというのは美容はもちろん健康に…

バイオリズムには従っておこう

大体月に一回くらい、体調が悪い時と無性にイライラして仕方がないときがある。その二つは微妙にリンクしていなくて、それもまた腹立たしい話だ。というわけで今日は非常にイラついている日だ。昔はイラついているとすぐ周りにあたってしまうような非常に扱…

行動と思念

週末を利用して一人旅に向かった。そのレポートみたいのも書ければとは思っているが、実際にどうなるかはわからない。本来なら帰ってきたタイミングですらっと書くのが好ましいものだとは思うのだが、まとまらなかったので仕方がない。昔からどうもこの手の…

忍び寄る毒

わかりやすいもので、一度堕ちるとどんどんと怠惰になっていく。あれほどあった切迫感も今はなく、しれっと今の時間に書き始めている。完璧主義であればあるほど、堕ちるのは早いものだ。割と完璧主義の僕がここ数年で学んだことはそれだ。完璧なんてものは…

そういえば

3日ほどブログを書いていなかったのだけれど、特にさしたる影響はなかった。性格上一回気持ちが途切れてしまうと、それ以降もういいやとなってしまうものだと思っていたが、意外とそういうものでもないようだ。自分のことを分かった気になっていても意外と…

光に群がる虫みたいだね

大学のときはあんまりにも興味のある方向を向いてはちょろちょろしていたから、あるとき仲の良い講師の人に「虫みたいだよね」と言われたことがある。当時ですら全く言い得て妙だな、と思ったものだけれど、今の器用貧乏な近況を見るにつけ、本当に全く持っ…